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・世界遺産に登録されているイタリア・フィレンツェの「サンタ・マリア・デル・フィオーレ
大聖堂」の壁に岐阜市立女子短大学生らが落書きした問題で、同短大の松田学長と
落書きをした女子学生1人が9日、フィレンツェ市役所を訪れ、関係者らに謝罪した。
学長らは大聖堂のミトラーノ館長や市役所の国際関係担当者らと面会。市役所側によると
学生は謝罪の場で号泣しながら謝り、市役所職員が慰める場面もあったという。
市役所は「岐阜市とフィレンツェは姉妹都市の関係にあり、この事件は終わりにしたい。
事件は両市の関係をむしろ強めた」との声明を発表。ミトラーノ館長は「正式に謝罪を
受け入れた」とした。大聖堂側は落書きを消すための補修費などを請求しないことを決めている。(一部略)
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・大聖堂の関係者は、女子学生らに予想外の寛大な対応を示した。
岐阜市立女子短大の松田之利学長は「貴重な文化財を汚したということに対しまして、大学
を代表して、深くおわび申し上げる次第でございます」と謝罪し、深々と頭を下げた。
6月に発覚したイタリア・フィレンツェの大聖堂落書き騒動で、落書きをした女子学生ら一行が
私費で現地を訪れ、関係者に謝罪した。大聖堂の館長は、女子学生の涙の謝罪を抱擁と
温かい言葉で受け入れた。
落書きされた大聖堂の館長は、女性学生に「お願いだから、笑顔を見せてちょうだい」と
話しかけた。さらに館長は、「わざわざ謝罪に来るなんて、礼儀正しいわ」と話した。
また、岐阜市と姉妹都市関係にあるフィレンツェ市側は、1945年7月9日、岐阜市がアメリカの
空襲を受けたことに触れ、女子学生らを平和大使に任命し、予想外の寛大な対応を示した。
現地テレビ局記者は「信じられないほどの勇気ある行動だと思うわ。彼女の方が、われわれ
イタリア人よりもモニュメントに対する愛が大きいということを見せてくれた」と語った。
短大側は、今後の海外研修で、大聖堂で何らかのボランティアをしていきたいとしている。
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