08/07/09 21:42:32 ULXmdp7ZO
しかし、改めて振り返ってみるに、この毎日新聞社問題について冷静な議論がまるでなされない、なされるべき環境がどこにも見いだせないという所に、
本当の日本の言論の危機が露呈していると思うがね。
毎日新聞社内に設けられた自称第三者機関がまともな検証結果を出して来るとも思えないし。
「臭いものには蓋」の毎日新聞
「敵対組織への徹底攻撃」の右派?勢力
「触らぬ神に祟りなし」の同業他社や政治…
「苛立ちだけを募らせる」生活者としての大衆。
勿論、問題の原因を作ったのは毎日新聞であり長引かせているのも毎日新聞なんだが、
この問題を端緒として、マスメディアの構造上の問題、人的配置の問題、タブーの問題、リテラシーの問題、情報のロジスティクス、業界の展望等々
語り得る事は幾らでもあるはずなのに、
いかにも日本的な「本質に至らない道を作る為になされる闘争」が、相変わらず行われている。
こうした「やりきれなさ」の放置こそ日本が自殺大国である事の一因でもあろうが、
右派的な立場から江藤淳が、左派的な立場から吉本隆明が指摘し続けた日本の戦後問題は、未だ全く終わってはいないのだという明白さのみが
至る所に拭い切れない染みのように残されているのだとしか言えない。