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暴行教諭事件 調査打ち切り放置 行方市教委など女児の告白把握
行方市立北浦中教諭小島秀和容疑者(38)が小学5年生女児(当時)への
強姦容疑などで逮捕された事件で、女児の被害告白を市教委や、県教委の
出先機関である県鹿行教育事務所が把握していたにもかかわらず、調査を
打ち切り、放置していたことが分かった。県教委が8日の記者会見で調査結果を
発表した。市教委などは「隠ぺいしたと思われても仕方がない」と謝罪した。
調査結果によると、事件から約2か月後の昨年4月、女子児童が「小島先生と
ラブホテルに行った」などと涙を浮かべて告白。当時の小学校長は、柳瀬武男・
北浦中校長(当時)に電話で調査を依頼したが、小島容疑者は「一切ない」などと
否定。柳瀬校長は市教委に報告し、県鹿行教育事務所まで被害内容は伝わったが、
同5月中旬、市教委は「目撃者もいないので、小島容疑者の言っていることが正しい」と
判断、同事務所に報告して事実確認の作業を打ち切った。
被害は今年4月30日、女児から性的暴行の被害を聞いた中学校教諭が
児童相談所に連絡し、5月に入って児相から県警に連絡があり、表面化した。
会見で、報道陣から「容疑者が教育一家なので、児童より、容疑者をかばおうという
意識が働いたのではないか」と追及された平山一巳・前行方市教育長は「全くそれは
ないが、事情聴取を学校任せにしたのはミスだった。(女児には)本当に申し訳ないと
いう気持ちでいっぱいだ」と誤りを認めた。
県教委の横瀬晴夫義務教育課長は「小中学校、市教委の三者で協議の場を持てば
事実を確認できたかもしれない。今後は具体的な報告基準も作成しなければならない」と
述べ、同事務所や市教委の関係者も処分対象にするとしている。
先月23日の会見で、女児から被害告白があったことに触れなかった市教委などは
8日の会見で「女児のプライバシーにつながると思って答えなかった。隠したつもりは
ない」と釈明した。
(2008年7月9日 読売新聞)
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