08/07/09 09:05:34 UNEaJsrE0
1.普通の神社の場合
ある晩、賽銭泥棒が。
神主は見て見ぬフリをした。
数日後、また泥棒が。同じ人だ。
ついに5回目に及んだ日、鳥居の出口に1人の老人が倒れていた。
泥棒は、とっさに老人を抱えると老人は、神社の祭祀で
階段を上る途中に転んだという。泥棒は肩を貸して老人を上まで登らせた。
その時老人は
「世の中、困った時はお互い様じゃのう。ありがたいことじゃのう。」
それを聞いてハッとした泥棒は、帰り知らぬ間に涙が流れていた。
それ以来、泥棒は賽銭を取ることを辞めた。
それから10数年後。神社に1千万円の寄付金が届けられた。
それには一通の手紙が入っていた。
「あの時は助かりました。お陰で眼が醒めました。
今、ようやく人並み以上の生活ができるようにまでなりました。
これはせめてもの気持ちです。どうか受け取ってください。」
2.ここの神社の場合
ある晩、賽銭泥棒が。
逃げる泥棒を追いかけてとっつかまえて、警察に突き出した。
なお、盗んだ金は21円だった。