08/07/08 22:10:45 0
◆スティール、サッポロHDとの交渉決裂 強硬手段も
米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパンは8日、買収を提案している
サッポロホールディグス(HD)に対し「業績悪化が続いている」などと非難し、事業
売却や経営陣交代などの再建策を手がける投資銀行と経営コンサルタントの起用を
提言した。交渉は事実上、決裂したとの立場で、今後は現経営陣の退任を求める
臨時株主総会の開催提案や市場での株の買い増しなど、あらゆる手段も辞さない構えだ。
サッポロ株を18・63%保有する筆頭株主のスティールは平成19年2月、1株825円
でTOB(株式公開買い付け)により保有比率を66・6%まで引き上げる買収を提案。
サッポロHDが買収防衛策に基づき、この案を拒否したことから、今年3月に上限を
33・3%に引き下げ、取得価格を1株875円とする代替案を提示した。
しかし、その後の交渉に進展はなく、7日の交渉では、サッポロHDが、スティールに
よる20%以上の株の買い増しについて取締役会で全く検討していなかったことが
分かり、不信感を募らせたという。
スティールのウォレン・リヒテンシュタイン代表は、サッポロHDの経営陣が「買収防衛
策を保身に乱用していることは明らか。経営する能力も資格もない」とコメントし、態度を
硬化させている。
このままの状態が続けば、スティールが株の買い増しに踏み切る可能性もあり、そう
なればサッポロHDは買収防衛策を発動するとみられる。
サッポロHDは同日、「一方的に当社取締役会を批判する書状を送付し、誤解を招き
かねない内容の公表を行ったのは大変遺憾」とのコメントを発表した。
>>>URLリンク(sankei.jp.msn.com)