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「自分さえ良ければ」と言う県民性があらわに
岩手・宮城地震:地震名変更を…大崎市長が風評被害指摘
岩手・宮城内陸地震の名称を巡り、宮城県大崎市の伊藤康志市長は8日、「両県の広範囲で被害が出た印象で、
温泉宿泊の大量キャンセルなど風評被害を生んでいる」として、被害甚大な地域を中心とする局地的名称に
変更するよう求める考えを表明した。9日上京し、気象庁に伝える。
大崎市は地震被害が集中した同県栗原市に隣接するが、最大の観光地・鳴子温泉郷は営業に支障はほとんどなかった。
ところが地震後、7月末までの宿泊予約のうち5196人がキャンセル。経済損失額は5億2000万円と見込まれる。
伊藤市長は会見で「栗原市への気遣いや配慮、支援は当然だが実態に即すべきだ。地震名変更が無理なら、
メディアなどで使う通称的な名を新たに付けてほしい」と述べた。
気象庁地震火山部は「被害のない地域に風評被害が及ぶのは本意ではないが、余震の震源の範囲を含めて国民がどの地域の
地震だったか将来も分かるように命名した。名称変更は考えていない」としている。
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