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★秋葉原通り魔事件 ~ 人生はリセットできない 松村テクノロジー社長 松村喜秀氏
・わたしが通り魔犯についてのコラムを書いた直後、秋葉原で恐ろしい通り魔事件が起きて
しまった。事件が起きた6月8日、ちょうどわたしは秋葉原に買い物に行く途中だったが、
事件のことを知って行くのをやめた。
なぜ、犯人は自分1人で自殺しなかったのか。なぜ、全く関係ない人を殺したのか、殺された
方々のことを考えるとやりきれないし、許し難いことだ。
既に警察庁やいくつかの県が、青少年に対するダガーナイフ販売の規制に乗り出している。
また、販売店と連携し、購入者の身元確認をするなど、ナイフ販売に一定のルールを設けて
いく方向に進んでもいる。できればこれを、全国で推し進めてほしいものだ。
治安のことを考えると、武器の規制は重要だ。今回の犯人のようないかれた男が銃を手に
したときの恐ろしさは想像できるだろう。
秋葉原という場所は戦後、ジャンクの部品販売から始まって、日本の技術の発信地になった。
ところが、いつのころからか、オタクやゲーム、アニメの街になってしまった。それを最新文化を
取り込む秋葉原の魅力だという人もいるが、わたしには異常なこととしか思えない。
わたしも精密機器を製作する会社を経営しているので秋葉原にはよく出かける。
先日、40歳を超えたと思われる男がスカートをはいた奇妙な格好で歩いているところに出会った。
イベントや冗談でやっているのではなく、堂々と普通に歩いていた。秋葉原の街が「仮想空間」
だとでも思っているのだろうか。
また、喫茶店に入って、アイスコーヒーを注文したら、「コース料金が3800円になります」と
言われて驚いた。いわゆる「メイド喫茶」だった。中を見渡すと、若い男がメイド姿の女の子に
膝枕で耳かきをしてもらっている。これが、文化?単なる風俗産業の一つではないか。
男なら誰しも女性と付き合いたいし、持てたいが、そう簡単にはいかない。口説いて振られたり、
無視されたりしながら、相手にどうしたら好かれるか努力するのが人生だ。
それもしないで、3800円払って、恋人気分を味わうとは情けない。(>>2-10につづく)
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