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年金記録、入力ミスの半分以上が現役世代に影響 社保庁
社会保険庁が実施した厚生年金の手書き台帳記録約2万件のサンプル調査について、
オンライン記録と内容が一致しなかった277件のうち、約6割にあたる156件が
年金受給者や現役加入者の記録だったことが4日、分かった。これらの入力ミスは
昭和30年代以前の記録に多く、死亡者のものが大半とみられていたが、現役世代の
年金額に直接影響がある記録が半分以上を占めた。厚生年金の手書き台帳記録4億件
に当てはめて試算すると、現役世代に影響がある記録は約300万件になる計算だ。
社保庁が同日、総務省の年金業務・社会保険庁監視等委員会に報告した。
また社保庁は、オンラインシステムなどに一切記録がないにもかかわらず、国民年金保険料の
領収書などを保管していたため記録訂正に結びついた「消えた年金記録」が、
平成18年8月~19年12月に社保庁に寄せられた特別相談731万件のうち、2480件だったことも報告した。
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