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★イー・モバイルCMに批判殺到 「猿」がオバマ氏連想
・猿がふんする大統領候補が「チェンジ」と聴衆に呼びかけるCMを制作した日本の携帯電話
会社イー・モバイルに対して、CMの「猿」は米国初の黒人大統領を目指す民主党のオバマ
上院議員を連想させるパロディーで、「人種差別に当たる」という批判がブログを通じて相次ぎ、
同社がCM放送を取りやめたことが分かった。
米CNNテレビなど欧米メディアが相次ぎ報じた。CMは「新ケータイ候補 イー・モバイル」の
文字とともに、スーツ姿の猿が演壇に立って「Change」というカードを持って声援を送る
支持者に、携帯電話の変更を呼びかける内容。「Change」はオバマ氏の選挙戦のスローガンで
あり、同氏の演説の光景を明らかに連想させる。
このCMが放送開始前に動画サイトのユーチューブを通じて流れ、ブログで日本在住外国人から
批判が続出。日本のオバマ氏の応援サイトも「アメリカの政治情勢のもと人種差別とみなされる」と
抗議した。
CNNは「猿は歴史的に黒人を非人間と描くために使われてきたことを、国際的な人々は
知るべきだ」と語るアフリカ系米国人のコメントを紹介。同社のエリック・ガン社長はCNNに、
表現やインパクトの与え方など「米大統領選からのアイデアのコピー」と認めたが、人種差別の
意図はなかったと強調した。
同社は先月末、このCMの放送撤回を決めたが、ネットを通じて全世界に流れている。
英紙ガーディアンは「猿は日本では崇拝されてイメージは日本の寺院や神社でよく見かけるが、
イー・モバイルのCM起用は外国人ブログ社会では感心されなかった」と指摘、日本企業の
人種問題への鈍感さを皮肉った。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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