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25年に東京-名古屋間で「リニア中央新幹線」の営業運転を目指すJR東海が、首都圏の始発駅を
東海道新幹線品川駅(東京都港区港南)で最終調整していることが分かった。既存の新幹線や近郊路線
との連絡がよく、近くの車両基地を活用できるメリットがある。起点が絞られたことで、中間駅をめぐる
自治体の誘致合戦が本格化しそうだ。
リニア建設に当たってJR東海は、深さ40メートルの大深度地下を基本にしているが、40メートル
に満たない場合や地上施設を建設する際は地権者の同意が必要となる。品川駅の地下なら、出入り口
などの関連施設を地上に設けても、こうした手続きは不要だ。同社は既にボーリングによる地質調査に
着手している。
さらに、品川駅から南に約3キロ離れた品川区八潮には東海道・山陽新幹線の点検修復作業を行う東京第1、
第2車両所(計約38万平方メートル)があり、リニアへの活用も検討する。リニアの車両基地は計画ルート
の沿線に確保する方針だ。
都心部に拠点のなかったJR東海は、03年10月の品川駅開業に合わせ、「のぞみ」の大量投入や
全列車停車など、品川の拠点化を進めてきた。一方、始発駅の有力候補だった東京駅や新宿駅は、
スペース確保や地権者の同意が困難と判断した模様だ。
毎日新聞 2008年7月3日
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