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沿岸部在住の男関与か 川井の殺人・遺棄事件
川井村田代の松草沢で、身元不明の女性の死体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、殺
害されたのは宮城県栗原市若柳字川南新堤下、無職佐藤梢（こずえ）さん（１７）である
ことが３日、県警捜査本部（本部長・小舘欣康刑事部長）の調べで分かった。捜査本部は
沿岸北部在住の若い男が事件に関与した疑いがあるとみて、車を押収、男の行方を追って
いる。
捜査本部などによると、佐藤さんについては父親が１日、宮城県警に家出人として捜索
願を提出。２日夜、同県警が捜査本部に「特徴などが似ている」との情報を寄せた。両親
が３日、遺体が安置されていた宮古署を訪れ本人と確認した。
佐藤さんの死因は、司法解剖の結果、頸部（けいぶ）圧迫か、頭部外傷とみられる。捜
査本部は、首を絞めたあとを詳しく調べ、ひもではなく手などを使ったとの見方を強めて
いる。佐藤さんは首を絞められた後に頭に傷を負ったとみられる。
同本部は３日も現場周辺で遺留品の捜索を継続。宮城県警の協力も得ながら、交友関係
などを捜査し、容疑者の割り出しを進めた。
(2008/07/04)
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