08/07/02 00:13:06 0
・6月30日午後7時ごろ、みどり市笠懸町鹿の民家の庭にあった車の窓に「毒ガス発生」などと
書いた張り紙があると、近くの女性が110番通報した。桐生署と桐生市消防本部が駆けつけた
ところ、この家に住む高校2年の女子生徒(16)が車内で倒れているのが見つかり、桐生市内の
病院に運ばれたが、同8時半ごろ死亡が確認された。消防が硫化水素ガスを検知したことから、
同署は現場周辺の住民約15世帯に避難を誘導。女子が硫化水素を使って自殺したとみて
調べている。
同署によると、女子は密室状態のワゴン車の後部座席を後ろに倒し、うつぶせで倒れていた。
車の後部にはトイレ用洗剤などで硫化水素を発生させたとみられる液体の入ったビニール袋と、
大学ノート1枚分の紙に「死んだほうがいい」などの文言を含む長文で、将来を悲観する内容の
手書きのメモがあったという。
道路側に面した助手席の窓の内側には、「毒ガス発生 扉を開くな/高濃度の硫化水素が
充満しています/この場から離れて警察・消防に通報」などと書かれた張り紙があった。
この張り紙に酷似した文面が、硫化水素自殺の方法を記したインターネットのサイトにあり
女子はネットの情報を参考にしたとみられる。
現場周辺には強い硫黄臭が漂ったことから、同署は二次被害を防ぐため、午後7時20分ごろから
同8時10分ごろまで、この家から半径100メートル以内の住民に風上への避難を呼びかけた。
消防本部は現場に指揮本部を立ち上げ、同署員とともに防毒マスクを着けて対応した。同署に
よると、体調不良を訴える住民は出ていないという。
近所の男性(58)は「家の中にいたら卵の腐ったようなにおいがして、最初はわが家から異臭が
出たのかと思った。そのうち見知らぬ女性が家に来て『車に張り紙がある』と教えてくれ、行ったら
鼻とのどの奥に強い刺激があり、頭がクラクラした」。
女性(67)は「(約100メートル離れた)通りのほうまで異臭がした」と話す。(抜粋)
URLリンク(www.kiryutimes.co.jp)