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薬害肝炎問題で厚生労働省は1日、C型肝炎ウイルス感染の危険性がある血液凝固因子製剤が納入された
1825の医療機関名を公表した。製剤は主に出血を伴う手術に止血用で使用されたとみられ、厚労省は公表
医療機関で大量出血を伴う手術を受けた人などに肝炎ウイルス検査を呼びかけている。
厚労省の調査によると、公表した医療機関のうち185施設1622人に投与が確認された。そのうち、医療機関が
投与を告知したのは419人(26%)。1203人(74%)には告知されず、うち832人は死亡していた。厚労省は
製剤が肝硬変など重篤な状態で投与され、元の疾患が死因となったケースが多いとみている。
厚労省ではすでに薬害肝炎対策のなかで、血液製剤「フィブリノゲン」の納入病院リストと、非加熱血液凝固
因子製剤の納入病院リストを公表している。
今回公表されたリストは非加熱製剤に加え、ウイルス不活化のため加熱処理された第8、第9因子製剤など
計28種類を納入した医療機関となっている。
厚労省は薬害肝炎問題で多くのC型肝炎患者を出した「フィブリノゲン」が加熱処理だったことを重く見て、昨年
11月、血液製剤を製造販売するすべての製薬会社に、製剤投与後に肝炎の症状が出た患者の症例報告を求めた。
結果、すでに肝炎感染の危険性があると判断された製剤と併用して肝炎や肝機能障害が出た症例が4例、B型
肝炎感染が1例、報告された。厚労省は「今回、公表する製剤と肝炎感染の因果関係は証明できない」(血液対策課)
としているが、念のために従来公表されていた非加熱製剤納入病院に加えて、加熱製剤を納入した病院を併せた
医療機関の公開に踏み切った。
検査を呼びかけているのは、公表医療機関で入院治療を受け、新生児出血症(新生児メレナ、ビタミンK欠乏症)、
肝硬変や劇症肝炎、消化器系疾患で吐血や下血があった人、出産時や手術で大量出血があった人。
2以降に続く
ソース 産経新聞 URLリンク(sankei.jp.msn.com)
【リスト】1825の医療機関名リスト(PDF)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)