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・鳥取県の観光地といえば「鳥取砂丘」。しかし、観光客数県内トップを誇っていた鳥取砂丘は
2007年、「水木しげるロード」にその座を奪われてしまいました。
そんなピンチともいえる観光地に、とてもユニークな方法で客寄せをする女性がいます。
威勢のいい大きな声で客寄せをする女性が立っているのは「くい」の上。
観光客は「ずっと立っておられるなあと思って、びっくりしてるんですけど」、「すごいなと思って」
などと、驚いていた。
鳥取砂丘でサーカス顔負けのパフォーマンスを繰り広げるのは、金子 あゆみさん(22)。
兵庫県出身の金子さんは、2006年から砂丘名物「遊覧馬車」の運営スタッフとして働いている。
そして、2007年11月からこのパフォーマンスを始めた。
金子さんは「思い立ったきっかけは、お客さんにできるだけこっちを向いてもらえるように。それで
高いところに登ってやろうと思ったんで(くいの上に乗りました)」と話した。
2006年まで馬の飼育や乗馬を勉強する専門学校に通っていた金子さんは、馬が好きという
思いからこの仕事を始め、多くの人に馬車に乗ってほしいという願いから、このPR方法を
思いついた。
金子さんは「転んだことは何回もありますね。慣れてしまえば簡単です。慣れるまではちょっと
大変です」と話した。
砂丘の土産物店の人は「関西とか関東のお客さんが、ネットなどで呼び込み効果にも
なるかも」と語った。
「砂丘の魅力を多くの人に伝えたい」という金子さんの呼び込みは、きょうも砂丘に響き渡る。
金子さんは、最高で4時間も、くいの上に登り続けたことがあるという。
国立公園である鳥取砂丘では、くいを立てっぱなしにすることができないので、金子さんは毎日、
くいを自分で立てているという。（一部略）
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