08/07/01 21:16:02 /p46Hclg0
和文と英文のお詫びのニュアンスの違いについての続き。
URLリンク(mainichi.jp)
毎日新聞はこうした名誉を棄損するなど明らかな違法行為に対しては、法的措置を取る方針でいる。
URLリンク(mdn.mainichi.jp)
The Mainichi Newspapers Co., Ltd. is determined to take legal action against such clearly illegal acts that constitute defamation.
和文は主語が毎日「新聞」で英文は毎日新聞「社」。
日本語の曖昧さを利用して、「社」という実体ではなく、
「新聞」という実体の薄い、畏れ多い存在っぽく見せることで、
祟りのような含みで脅しを強めた文章を作ってますね。
それと、後でやっぱり法的措置を撤回することに方針変更する際に、
「社」とは書いてないから嘘じゃないと逃げる伏線も張ってます。
和文記事の上の方で処分の主語は毎日新聞社としているので、
意図的に新聞と社を使い分けているのは明らかです。
どっちにしたって、和文と英文で主語を違えるのは姑息ですが、
日本語が主語の曖昧さや論理構造に寛容なことを熟知して、
漢字一文字でこれだけ姑息な文章の違いを作れるあたりは、
さすがはプロだと変なところで関心させられました。
ところで今回は、誰が和文の原文を書いて、誰が英訳して、
誰が内容をチェックしたら、ニュアンスが違っちゃったんでしょうね?
うがった見方をすれば、こんなところにも問題の尻尾が出ているような。
面白い。