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【ウランバートル=末続哲也】29日投票のモンゴル国民大会議(国会)総選挙に
首都ウランバートルで野党・民主党から立候補していた大相撲の元小結旭鷲山、
ダバー・バトバヤル氏(35)が30日午後、当選を決めた。
同氏は本紙に対し「トップ当選が決まり、自分でもびっくりです。
モンゴルを変えたい」と、喜びを日本語で語った。
バトバヤル氏は2006年に大相撲を引退後、母国で実業家に転身。「旭鷲グループ」会長として
建設・通信・貿易などの事業を手がけた。その傍ら、市場経済化に伴って深刻化する
貧富の格差や環境破壊に「納得いかない」との思いが募り、政界進出を決めたという。
出馬したのは、定数4議席に候補23人がひしめく激戦区。モンゴル人力士の先駆者として
抜群の知名度を生かし、民主党の“広告塔”の役割も担った。当選後は、
「貧困や地球温暖化の問題などに取り組む一方、日本との架け橋役としても頑張る」という。
最終更新:6月30日20時56分 6月30日20時0分配信 読売新聞
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