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★ニュージーランド人 IWCで捕鯨賛成論
■インウッドさん「欧州メディア、沈静化」
・国際捕鯨委員会(IWC)総会(27日閉幕)で、日本を目の敵にする欧米メディアに対する
反論の発信役となったのが、日本鯨類研究所スタッフで、代表団のスポークスマン的存在を
務めるニュージーランド人、グレン・インウッドさん(39)だ。海外が日本に向ける目は、
本当のところどうなのか。インウッドさんに聞いた。
インウッドさんは、先住民族のマオリ族で、元ジャーナリスト。同国政府の強硬な反捕鯨姿勢に
同意できず、2000年から同研究所に加わって、海外メディアへの反論と日本の主張の
発信役を担っている。
今回の総会は「正常化」がテーマ。そのための作業部会の設置も会議前半で決まり、
これまでの手厳しい対立は過去になったかと思われた。だが、現実はそう甘くないようだ。
「日本は、これからは合意を重んじると表明した。ということは、とりあえずわれわれが反対
している調査捕鯨の中止に応じる、ということだな?」。こんな問い合わせが、豪州のメディア
などから大まじめに寄せられた。もちろん、インウッドさんは「あり得ない」と一蹴した。
「大騒ぎになった調査捕鯨への妨害活動だって、豪国民の大多数は『日本人もシー・シェパードを
応援しているはず』と思っている」
ただし今回、豪メディアこそ引き続き対立をあおるようなコメントを求めてきたものの、
ニュージーランドメディアは明らかに落ち着いていたという。「たぶん、規模の小さい
ニュージーランドのメディアはもはや、対立をあおり続けるのに疲れたのだろう」
同様に、英国をはじめとした欧州のメディアにも沈静化がみられるという。米メディアにいたっては
「ほとんど興味を示していない」。こうした各国の違いを日本人が知ることも重要でないか、と
インウッドさんは話している。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)