08/06/30 19:32:16 vza0he+K0
これ、本当は不幸な事故なんだ。
英語教師のAは、いつも雄大君のことを気にかけていた。
雄大君が、タバコを吸ったり、他校の不良とケンカをしたり、家出をしたりしても、
きちんと向き合って、時には涙ながらに説得し、なんとか更正してもらいたいと努力していた。
学校でも、雄大君に会うたびに、「元気か?雄大!」と、明るく声をかけていた。
誰がみても、Aはとても熱心な教師に見えた。
ただ、雄大君にとっては、そうは思えなかったんだ。
自分みたいな不良に、声をかけてくる教師がいるなんておかしい。
他の教師はみんな無視するのに、Aだけがなぜオレに構ってくれるのか。
どうして、オレが無視をしても、笑顔で何度も何度も「雄大!」と声をかけてくるのか。
そしてある日、雄大君は気づいたんだ。
この教師が、自分の顔を見るたびに、
「You die!」
と言っていることに。
そして彼は-
(この物語はフィクションです)