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★客の手荷物に大麻90回、探知犬の訓練
・成田空港で東京税関の職員３人が昨年９月以降、十数～約９０回にわたり一般到着客の
手荷物の中に無断で大麻樹脂を入れて麻薬探知犬の訓練を繰り返していたことが３０日、
分かった。東京税関は３人を懲戒処分とした。
東京税関は、麻薬探知犬の訓練でも手荷物内に無断で麻薬類を入れるのを内部規定で
禁止しており、空港運営中に手荷物検査場で薬物の現物を使う訓練の禁止を決めた。
同税関は、到着客が５月にスーツケースを持ち帰ったため大麻樹脂を一時紛失する問題を
起こした係長級男性職員（３８）を停職３カ月の懲戒処分にした。この職員の内規違反の訓練は
約９０回という。
ほか２人の課長補佐級職員も十数～約６０回、同様の訓練をしており、それぞれ減給１０分の１
（３カ月）の懲戒処分。監督責任を問い、税関長ら幹部９人も減給や口頭による厳重注意
などとした。
停職処分を受けた職員が見失ったスーツケースは、東京税関が発生翌日の５月２６日、
東京都内のホテルで発見し、大麻樹脂を回収している。
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