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サンティアゴ(チリ)で開かれていた第60回国際捕鯨委員会(IWC)年次総会の期間中に、シーシェ
パード(以下、SSと略す)は違法な日本の捕鯨活動を阻止するため、ふたたび南極海捕鯨禁止
海域に戻る計画を発表した。
SSは創始者、代表であるポール・ワトソン船長と元オーストラリア環境大臣で現在はSSの国際
諮問委員会メンバーであるイアン・キャンベル氏を代表としてIWC総会に送り込んでいた。
SSにとって5度目となる今年の南極海域での活動は、伝説的な日本の戦略家、宮本武蔵に因ん
で「ムサシ(武蔵)作戦」と称するものだ。武蔵の著書「五輪の書」では“文武二道”を唱えている。
SSの目標は、2隻の高速船を南極海に送り込んで日本の捕鯨船団を絶え間なく逃げ回る状態に
することだ。
「我々は日本の船団を経済的に撃沈させるつもりだ。船団が燃料消費に資金を費やすだけの状態
を作り上げてクジラ殺しを阻む戦略だ。乗組員たちも私もクジラの死を見るつもりはないし、無法
かつ残虐な殺害を阻止するためには危険を冒すことなくしては残虐な殺りくの証言者にさえなり得
ない。IWC加盟国がクジラを救う行動に出ないのなら、(クジラが救われるかどうかは)全ては公海
上での我々の闘い如何ということになる。来季は前年度にも増して素晴らしい勝利が得られるだろ
うが。」と、ワトソン船長は語った。
「ムサシ(武蔵)作戦」の名称は、SSの好戦的だが非暴力の手法や現在日本が行っている違法な
捕鯨活動を巡る対立と世界的な認識の広がりなどを反映して名付けられた。
マッコウクジラとイルカの陰陽シンボルを組み込んだ髑髏(どくろ)と、その下に羽毛ペンと刀剣。
そして、背景の万歳旗は日本が南極海のクジラに対して“生態学的帝国主義”を振りかざしている
のをモチーフにしたものだ。
宮本武蔵(1584-1645)は歴史上最も偉大な武士(さむらい)であり戦略家・戦術家である。
ワトソン船長の役割モデルになっている人物で、彼にとっての英雄だ。
ワトソン氏の著書「Earthforce! An Earth Warriors Guide to Strategy」には武蔵の思想が取り入れ
られている。 (>>2-5に続く)
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