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■ネット君臨ふたたび~匿名の暴力の恐怖
「なんだこりゃあ」
コンピューターの画面を見ていた社会部の若い記者が、すっとんきょうな
声をあげた。インターネット掲示板にびっしりと書き込まれた、ヒステリックな
罵詈讒謗の数々…悲しいことだが、いつもの光景といえばそれまでだ。
しかしそれは、全て我々毎日新聞について書かれた物だった。
ことの発端は、本紙が外注している英語版の、ほんの小さなコラムだった。
海外の読者に、日本のあまり語られない面を紹介する軽い内容で、
読者からも好評だった。十年近く連載は続いており、抗議を受けたことは皆無。
ところが今年6月の末から、悪名高い匿名掲示板「2ちゃんねる」において、
これを問題視しようという活動が起こった。些細な記事を針小棒大に解釈し、
「外国人が日本人を軽蔑している」「記事のせいで海外で性暴力に会った」
といった事実無根の事柄がまるで事実のように語られた。(続く)