08/06/28 14:27:20 0
★近聞遠見:噂が独り歩きするとき=岩見隆夫
小泉純一郎元首相から先日、電話をもらった。
「あのコラム、憲法のところはうそだよ。おれは何も関係ない」
という話だった。
前々回の当コラム、パーティーの席で、中曽根康弘元首相が小泉の握手を拒んだ一件
である。拒否の理由を、筆者の推測として二つあげた。一つは、定年制をタテに小泉が
強引に中曽根を引退させた事件。
もう一つが、憲法前文事件だ。
(中略)
コラムでは、この前文差し替えを、
<小泉の鶴のひと声だった>
と書いたが、小泉は、
「舛添君が説明に来たから、『まかせる、みなさんと相談してくれ』と言ったんだ。
字句にはいっさい口を出していない」
と言う。委員長だった森に聞くと、
「それは小泉さんの言うとおりだ。私のところにも舛添君が来たから、『まあ、いい
だろう』と言ったんです」
と差し替えに了承を与えたことを認めた。のちに舛添は中曽根案を拒否した理由につ
いて、
<あの復古調の前文では、民主党には受け入れられないし、肝心の国民の合意も得ら
れないことは火を見るより明らかだった>
と書いている。(著書「永田町VS霞が関」07年・講談社刊)
事務局としては、小泉、森の意を体して措置したのだろうが、とにかく<鶴のひと声>
は間違いだったことがはっきりした。訂正させていただく。
(後略)
■ソース(毎日新聞)(後略部分はソースで)
URLリンク(mainichi.jp)