08/06/27 22:52:19 O
・黄色い花が一面に咲くお花畑―。信じられないかもしれないが実は、高知県東洋町の町立野根中学校の校庭だ。
全校生徒12人の小規模校で、校庭は約1千平方メートルと広々、秋には近くの小学校との合同体育祭も開かれる。
ところが現在、中央部分が少し残るだけで、びっしりとこの黄色い花が、グラウンドで咲き誇っている。
教師や生徒たちが、図鑑で調べてみると、北米原産のハルシャギクらしいことが分かった。
5~8月ごろにかけて、黄色に濃赤色が蛇の目模様に入った花を咲かせる。
ここ数年、校庭の一部や周囲で、この黄色い花がどんどんと増え続けていたという。
例年は、花が枯れる8月の夏休みに耕運機で茎や花ごと土を耕し、グラウンドに戻していた。
種子が交ざったまま整地したのが裏目に出たのか、今年は5月に、グラウンド全体から一斉に芽を出した。
「サッカーのゴールネットがこの花で埋もれたのにはビックリしました」と生徒たちは語る。
最初は刈り取っていたが、刈っても刈っても次々に茎を伸ばし、花をつける。
体育の授業は体育館でせざるを得なくなった。「踏みつぶしてはかわいそう」。
生徒たちは優しい心遣いを見せたが、このままではグラウンドが使えない。
最近は、教師たちが一本ずつ引き抜き、生徒たちも積極的に草むしりに参加しはじめた。
「子どもたちには草花を大事にしよう、と教えているが、背に腹は代えられません」と松井校長。
町教委では「7月に入れば、機械を入れて、整地する予定」と説明する。
それでも、土の中に種子が残ることには変わりはない。
「毎年、同じことになりますが」と町教委の担当者。解決策は見つかっていない。(一部略)
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・一昨年の様子
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・一面花で覆われた今の校庭
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