08/06/28 05:20:17 WM606SCs0
『 一章 パチンコと警察の銀玉癒着 年商500億円でも上場できない
パチンコ産業30兆円説は決して根拠のない数字ではない。
財団法人・社会経済生産性本部がまとめた“レジャー白書2004”には2003年のパチンコの市場規模は29兆6340億円とある。
中央競馬の年間売り上げが3兆円、競輪が1兆円、競艇が1兆1000億円、宝くじが1兆円だから、他のギャンブルが束になってもパチンコ1業種にかなわない。
ちなみにゲームセンターが5870億円、テレビゲームとゲームソフトが4460億円であり、ゲームとして見てもパチンコはひとり屹立(きつりつ)するガリバー産業である。
もちろん単一の産業としても、目を剥くほど巨大である。自動車産業が部品を含めて41兆円、医療関係が31兆円。
パチンコは“実”ではなく“虚”と見られがちだが、車や医療に並ぶ一大産業であることは間違いない。
30兆円を稼ぎ出す大もとは全国1万6000店のパチンコホールである。2003年には1740万人が年間平均11万2800円をホールに注ぎ込んだとされる。
単純平均すればパチンコホール1店が年間20億円を売り上げた計算になる。月均(つきなら)しで1億6600万円。
1店でこれほど巨額を売り上げる産業はパチンコ以外にない。「たかがパチンコ」ではなく、パチンコは現代日本で野放図に膨れ上がった化け物産業なのだ。
従業員総数は33万人、関連業種を含めれば40万人にも及ぶ。米カジノ産業の従業員数が36万人。日本はカジノの開設を認める前に、すでにカジノを凌駕する産業を持っている。
ばかりか、米カジノでのスロットマシン遊技客の平均投入額が約7000円なのに対し、
日本のパチスロでは1回当たりヘビー客が2万3400円(パチンコでは1万7900円)、平均な客が1万3100円(同1万1500円)を投じるから、
パチンコ客、パチスロ客ともに米カジノ客より深く重くギャンブルにハマっていることになる。』
パチンコ「30兆円の闇」もうこれで騙されない (溝口敦氏著 ㈱小学館)より