08/06/25 20:56:22 qe2kMb7x0
82 名前:ご冗談でしょう?名無しさん[sage] 投稿日:2007/06/21(木) 11:17:50 ID:???
>>1
まず、普通の物質が、素粒子サイズからみるとスッカスカであることは押さえておこう。
原子核のサイズを1cmに引き延ばしたとすると、原子のサイズは直径1kmとかになる。
原子よりずっと小さいブラックホールにとっては何かにぶつかるほうが珍しい、スカスカの空間だということ。
次に、出来るブラックホールだが、この加速器の能力が1TeVとからしいんで、ブラックホールの質量は相対性原理からだいたい10のマイナス21乗kgとかのあたり。大きさ(シュバルツシルト半径)は10のマイナス50乗mくらい?
ちなみに陽子の直径が10のマイナス15乗m(質量は1.6×10のマイナス27乗kg)。
で、この陽子よりもちっちゃいブラックホールが蒸発しなかったとするとどう振る舞うか。
ちょっと定量的な計算は俺にはよくわからんなったのでパス。ブラックホールの重力計算しようかと思ったけど膜宇宙論とかのカラミもあってめんどくなった。
ただ、原子の中なら直接素粒子とぶつからん限り、多分電磁力や強い力のほうがこいつの重力よりも強いと思われるので、近くの素粒子を吸い込むとかそういうのは起きないと思う。
直接素粒子とぶつかった場合でも、素粒子はさらに小さいクォークでできてるんで、直接クォークにぶつからないと食えないと思われる。(かすった程度だと多分強い力のほうが強いから食えないんじゃないかな。)
つまり、仮にこのブラックホールが蒸発しなかったとしても、そうそう食える物質にはぶつからないし、食った所で大して質量は増えない(もとの百万分の1くらいしかプラスされない)。
んで、誕生したブラックホールは多分光速の数十%とかの速度を持ってるだろうから(余裕で第三宇宙速突破)、すぐに太る前に地球を突き抜けてどっかに飛んでっちゃうと思われる。