08/06/25 11:18:30 l+zN/dAv0
客室乗務員とのやりとりを抜粋してみたよ。
Y氏が救護者、X氏が急病人
客室乗務員達は戸惑うばかりで急病人は放置されたままであった。
Y氏は直ちにドクターコールとAEDを要請してX氏を客室乗務員と共にギャレーに運んだ。
心臓マッサージを開始すると共に数回に渡って客室乗務員にAEDを要請した。
その間ギャレーのカーテンは開けられたままであり,乗客であった多数の中高年日本人男性が群れをなして押し寄せて「テレビと同じのをやっている。」
「あの人が止めたら死ぬんでしょ?」などと言いながらカメラや携帯電話で写真を撮ったり,ビデオ撮影をしたりしていた。
Y氏は心肺蘇生を止めたら「人殺し」と呼ばれるのではないかという恐怖心を感じながら心肺蘇生を行っていた。
その後,客室乗務員は乗客を座らせてカーテンを閉めたものの心肺蘇生を手伝わず,Y氏が繰り返し要請したにも関わらずAEDを持ってくることもなかった。
その後も添乗員がしばしば様子を伺いに顔を出したが客室乗務員は全く様子を見に来ず,飛行機が緊急着陸することもなかった。
X氏は救助開始から約3時間半後に目を開けたが話はできなかった。開眼したことを添乗員に伝えたところ,客室乗務員が酸素を持って来て吸入が開始され,
その約30分後目的地の空港に到着した。
また飛行機から降りる際にY氏は,最後方にAEDが設置されているのを見つけた。
V航空の対応に疑問を持ったY氏は帰国後,同航空日本支社に問い合わせた。AEDを使用しなかったことについては,「心臓病の患者のみに用いると思っていた。」,
客室乗務員が手伝わなかったことに対しては「心肺蘇生法を学んでいても躊躇してしまい手が出せなかった。」と返答があった。