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中国などアジアの一部地域で手足口病が流行しており、子どもの死者も出ています。中国衛生部
の発表では流行のピークは過ぎたものの、北京オリンピック(8月8~24日)を控え、予防活動を
強化しています。手足口病は感染力が強いので、特に子ども連れの旅行者は、手洗いの励行や
飲料水を含む生ものの摂取を避けるなど注意が必要です。
全国から報告された患者数は5月中旬までに1万5000人あまりに達し、死者も子どもばかり40人
以上に上りました。
中国政府は手足口病を法定伝染病に指定して監視体制を強化するなど対策を講じた結果、その
後、患者数は減り、6月上旬には4000人以下になっているといいます。しかし手足口病は夏に
向けて流行する病気なので、同衛生部では引き続き警戒をしています。
手足口病はコクサッキーウイルスなどのウイルスによって引き起こされ、空気感染や接触によっ
て伝染しやすい感染症です。手や足、口、膝、でん部などに水疱状の発疹ができるのが特徴で、
38度前後の発熱を伴うこともあります。ふつうは1週間程度で回復し、特別な治療を必要としません
が、なかには急性脳炎などの合併症を起こし死亡することもありますので、軽視はできません。
主に子どもに感染しますが、大人がかかることもあります。病状が回復しても、糞便中にウイルス
が見つかることもあり、感染源となる恐れがあります。
手足口病の予防ワクチンはありませんので、子ども連れの旅行者はなるべく繁華街など人が多い
場所に近寄らない、外出から帰ってきたら手を石鹸でよく洗う、生ものを避け、加熱した料理を摂取
する、ジュースなどに氷を使わない、などの注意が必要です。
北京オリンピックで中国への旅行者は増えると思われますが、手足口病以外にも9月にかけて
赤痢やA型肝炎などが発生しており、その他、破傷風や狂犬病などの感染症もみられます。
あらかじめ「FORTH 海外旅行者のための感染症情報 」などで流行情報を確認し、必要なワクチン
接種をするなど準備してから出かけましょう。 (一部略)
日経ビジネス:URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)