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・若い女性が気軽に飲めるカクテルやビールを売りたい-。若者や女性のお酒離れが進み、
販売が低迷しているため、メーカー各社は女性顧客の拡大に活路を見いだそうとしている。
ことしの発泡酒と第三のビールを含むビール類の販売は、各社が値上げを実施したこともあり
減少傾向が続き苦戦している。
キリンビールが18日に発売した「ツードッグス カクテル」。缶がピンク色の「カシスネーブル」、
緑色の「ソルティーブルドッグ」の2種類は、吉野桜子さん(26)と森奈津さん(24)のともに
入社3年目の女性2人が開発した。
吉野さんは「従来のお酒らしさより、見た目や味でもっと楽しめる商品をつくりたかった」と話す。
一緒のチームにいた男性の上司2人は当初、デザインや味がキリンの伝統と違うと難色を示したが、
最終的には女性2人の意見がほぼ通った。
サッポロビールは、商品開発や市場調査、広報といった別の業務を担当する20~30歳代の
女性7人でプロジェクトチームを結成。女性視点で新商品を評価するなどの活動を続けている。
サントリーは、発泡酒「ダイエット〈生〉」(350ミリリットルで店頭価格152円前後)の広告を
5~6月にかけて女性誌に投入した。
キリンは女性をターゲットにした販売促進活動も、女性中心で始めた。「日本橋なでしこ
プロジェクト」と銘打って、東京・日本橋で働く女性の交流会を開き、口コミで宣伝を試みるなど、
女性の視点で営業活動を展開している。ことし3月、キリングループで初めて女性社長となった
河野真矢子さん(44)は「入社当時は女性の営業社員というだけで酒販店に驚かれた」と振り返る。
キリンは2006年、当時約30人しかいなかった女性管理職を15年までに100人にする
目標を掲げ、女性の登用に積極的だ。三宅占二社長は「女性が活躍してもらわないと、
会社が困る」と話す。
女性顧客に受け入れられるためには、職場の女性が生き生きと働いていることが大切という
考えだ。ただ結婚や転職などを理由に入社5年目ぐらいで退職する女性も少なくないだけに、
いかに優秀な女性社員を幹部に育て上げるかが課題だ。(一部略)
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