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UAL傘下ユナイテッド航空が先週、パイロットが労使問題に関する口論で高ぶった気分が鎮まらず安全な
操縦が保証できないことを理由に、フライトを欠航するという騒ぎがあった。
USAトゥデイによると、欠航となったのは、19日のソルトレイクシティ発デンバー行き416便。同便のパイロットは
当日、同社の労使問題に絡んで搭乗前にゲートで携帯電話の相手と激しく口論したり、「組合に苦情を申し
立てる」と話しているのが目撃されていた。
乗客の1人ポール・ジェイコブソン氏によると、同パイロットは乗客の搭乗が終わった後に機内放送で「ゲート
での出来事を見た人もいるかと思うが、個人間の問題で非常に気が動転し、デンバーまでの操縦に集中できる
精神状態ではなく、気が静まるにはあと1時間は必要」と説明した。
このためユナイテッドは、同便の乗客に出発の準備が整うまで機内から出ることを許可し、大部分はそうして
出発を待ったという。同社はまた、乗客に他便への変更の便宜を図ったほか、追加マイルや旅行券などを提供
して「誠意ある対応」に努めたという。
パイロット組合は、組合の団結と会社への抗議を表明するため、コンコースやジェットウェイなど経営陣の目に
付く場所では帽子をかぶらないようパイロットに指示していたが、乗務員に質問した別の乗客によると、この
パイロットは帽子をかぶっているところを別の便の乗務員に目撃されたという。
ジェイコブソン氏は「ユナイテッドをよく利用しており、困難な状況でよくやっていると思っているが、機械の故障や
悪天候で不便を強いられるのと社内のいさかいで便のキャンセルが増えるのは別問題」と話し、ユナイテッドから
約120ドルの返金があったが、サウスウェスト航空に予約を入れ直した。
ユナイテッドは「この件に関しては徹底的な調査を行い、適切で必要な処置を取る」と話している。
連邦航空局(FAA)は、「パイロットが飛行に不適と感じた時、いつどのような形で操縦席を離れられるかは航空
会社の判断だが、飛行に適していなければ飛ばないのが当然」との見解を示している。
URLリンク(www.usfl.com)