08/06/24 03:33:22 XvEi9Yh00
イソップ寓話 「尻尾のない狐」
狐が罠にかかって尻尾を切り取られた。
恥ずかしくて、生きていくのも辛いほどなので、他の狐にも同じようにさせねばならぬと考えた。
みなを同じ目に遭わせて、自分のぼろ隠しを図ったのだ。
こうして全員を集めると、こんなものは不細工なだけでなく、余計な重みをくっつけていることにもなると言って、尻尾を切るように勧めた。
すると、中の一匹がさえぎって言うには、
「おいおい、そこの奴、もしそれがおまえにとって都合の良いことでないのなら、我々に勧めはしなかったろうよ」
善意からではなく自分の都合から隣人に忠告を与える人に、この話は当てはまる。