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迷惑110番:増加 「緊急時だけに」県警が呼びかけ /岐阜
◇タクシー代ないので家まで送って/家の鍵が開かないので開けてほしい
「飲みすぎてタクシー代がなくなったので家まで送って」「車のバッテリーが上がったので
ケーブルを持ってきて」--。県警にあった“迷惑110番”だ。県警によると、緊急性が
なかったり、事件事故と関係のない通報が増えており、県警は「110番は緊急時にだけ
使用して」と呼びかけている。
県警によると、いたずらなどを除いた有効通報件数は07年1年間で11万7838件で、
97年の約1・3倍に増加した。4分28秒に1回の割合で通報がある計算だ。交通事故や
交通違反などの交通関係が39・4%と最も多く、騒音や訪問販売などの相談13・4%、
犯罪情報13・1%と続く。
県警によると、「傘がないので家まで送ってほしい」「家の鍵が開かないので開けて
ほしい」などの110番が増えているという。「どんな通報にも真摯(しんし)に対応するように」と
指導しているため、「タクシー代がないので家まで送って」との依頼には「着払いで対応して」、
「車のバッテリーが上がった」という相談には「ロードサービスを呼んで」などとアドバイスして
いるという。だが、こうした通報が、本当に緊急性がある通報の対応の妨げになる恐れもある。
県警は「110番はあくまで緊急用で、個人的な相談や要望に対応している余裕はない」と
話す。警察庁が防犯や子どもの非行など事件事故以前の問題を相談するダイヤル
「#9110」(平日午前8時半~午後5時15分)を開設しており、このダイヤルの利用を
呼びかけている。【山田尚弘】
毎日新聞 2008年6月23日 地方版
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