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大阪府の職員人件費削減案を巡り、20日夜に始まった
橋下徹知事と府労働組合連合会(府労連)との交渉は、
約7時間にわたる異例に長いやり取りの末、21日早朝に終結した。
続いて始まった府関連労働組合連合会(府労組連)との交渉も4時間に及び、
橋下知事が二つの職員組合と交渉した時間は計11時間に達した。
組合側が求める削減案の撤回や修正に橋下知事は応じず、交渉は決裂した。
午前10時半に府労組連との交渉を終えた橋下知事は、
報道陣に「生活に重大な影響を与えるような決定なので(交渉時間は)まだまだ短いかもしれないが、
後は議会で議論したい」と語った。
府庁本館1階会議室で続いた徹夜の交渉。府当局の職員らは一様に疲れた様子だった。
府労連の交渉は20日午後10時すぎに開始。
皮切りから新居晴幸委員長と橋下知事の論戦となった。
「どうしても削減案を撤回できないなら、(カット率を)圧縮してほしい」。
妥協点を探ろうとする新居委員長に、
橋下知事が「今は財源がないので、それはできない」と答えると、
「あなたは権力者。国から(財源を)取ってくればよい」と新居委員長。
「私は国政には権力はない」
「国から金を取るのが知事の仕事」
などと、応酬が延々と続いた。
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