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福岡県警がシンナーの乱用や所持で2007年に摘発した未成年者は
198人で06年比約2割減ったものの、2000年から8年連続で全国ワーストになった。
脳に回復不能の障害を与え、覚せい剤への入り口となるなど
多様な害を及ぼすシンナー。暴力団の資金源でもあり、未成年者に「吸わない」「買わない」を
徹底させる取り組みが求められる。
シンナーは塗料の薄め液として市販されている。
成分のトルエンは中毒性が高く、吸い続けると
脳が溶けて記憶障害や精神障害、幻覚、妄想などを引き起こす。
トルエンの取り扱いは毒劇物取締法で規制されているが、暴力団関係の密売事件が後を絶たない。
背景の1つが罰則の軽さで、使用と所持が「懲役1年以下もしくは罰金50万円以下」、
密売や横流しが「懲役2年以下もしくは罰金100万円以下」で、
暴力団にとっては「覚せい剤に比べて元手やリスクが小さく、うまみは大きい」とされる。
県警によると、シンナー(トルエン)の密売価格の相場は
500ミリリットルのペットボトルで約5000円。
常習者が購入代金欲しさに強盗や窃盗、恐喝などを重ねたり、
幻覚や妄想から他人に危害を加えるケースもある。
県内のシンナーの所持や吸引による未成年者の摘発人数
(逮捕、書類送検、補導)は03年814人▽04年625人
▽05年451人▽06年256人▽07年198人‐で
年々減少しているが、福岡県の摘発人数は毎年、
全国総数の約4分の1を占めるという。
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)