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・30女の恋路を邪魔するモノに、先入観や思い込みがある。「電話番号は女子から聞いちゃダメ」
だとか、「男はみんな若くて痩せてる子が好き」だとか、「30女はモテない!」とか…。
それが恋心に歯止めをかけたりすることも少なくない。
中でも、恋愛における女子のもっとも強力な思い込みに、「いいなと思う男子があらわれたら
セックスまでに時間をたっぷりかけたほうがいい」というものがある。
つい最近、敬愛する芸人Kさん(同世代のモテモテガイ)と恋愛話をして、それがグッチャ
グチャに破壊された。
「どうしたら、好きな男を本気で惚れさせることができるのか?」ということを聞いて、彼の
アドバイスは…「本気で男に惚れられたいなら、まずは酒でも飲んで抱かれてみろ!」。
意外とマジな意見らしい。「可愛いなと思ったり、好感を抱いている女性でも、寝てもいない
相手に、男は本気で惚れたり、入れ込んだりできない」のだという。
そうだ。まず寝てみないことには、濃厚でリアルな大人の恋愛関係が育たないのも真実だろう。
でも、でも! 恋の定説「すぐ寝る女は、軽い女だと思われて、決して本気の彼女にはなれない」
っていうのもあるんだけど…。
「それは大きな勘違い。男は、すぐに寝たからといって、「軽い女」だなんて決めつけない。
真性の軽い女もいるだろうけどそれは分かるし。それ以外の女性なら、むしろオレの口説き方が
巧くいったんだと思ってよろこぶよ」
たしかに同じ女から見ても、「すぐ寝る女」=「軽い女」とは限らない。そう決めつけるのは、
恋愛経験が少なく、固定観念に縛られている男だけ。ある程度、経験を積んだ男なら同じ
すぐベッドインした女でも、「誰とでも寝る女」と「情熱やインスピレーションに従っている恋愛に
素直な女」の区別がつくかもしれない。
でも、階段は一歩一歩ゆっくり昇ったほうが楽しい。すぐ寝るなんて、もったいない気がしちゃう。
そう言うと、Kさんは「男は寝てから女に本気になる」説のさらに深い理由を話しはじめた。
(>>2-10につづく)
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