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★選挙「供託金」没収点引き下げ 自民が検討 民主、共産分断狙いも
自民党の選挙制度調査会(村田吉隆会長)は18日、国政選挙や地方首長選挙
などへの立候補に必要な供託金が没収される得票率(没収点)引き下げの検討に
着手した。各党との間で公営選挙ごとの供託金の引き下げ幅や導入時期などの
調整を進め、早ければ8月下旬にも召集される次期臨時国会に議員立法で
公職選挙法改正案を提出し、成立を目指す。
財政難に苦しむ共産党は、供託金没収の負担軽減などを理由に次期衆院選で
大幅に立候補者を絞り込む方針で、自民党は共産党の「空白区」で、同党支持票が
民主党に流れることを強く警戒している。自民党には、供託金没収のハードルを
下げることで、共産党が選挙区により多くの候補者を擁立できる環境を整え、
民主、共産両党の分断を図る狙いがあるとみられる。このため民主党からは
「本音では引き下げ検討は歓迎できない」(中堅)との声も漏れている。
供託金制度は売名行為の泡沫(ほうまつ)候補の乱立を防ぐことを目的している。
現行公選法によると衆院選の場合、1候補者につき選挙区300万円、比例代表
600万円を供託し、選挙区では有効投票数の10分の1を得票できなければ
没収される。このため主に共産党など中小政党の立候補者の多くが供託金を
没収されている。
産経新聞 2008.6.19 00:47
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