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全国20道府県の小型船(30トン未満)のイカ釣り漁業者で構成する全国いか釣漁業協議会
(本部・東京、川端勲会長)が18日、燃油高騰で採算が取れないことから全国一斉にイカ釣り漁を
休漁した。同協議会によると、休漁した船は3000隻に上るという。19日も休漁する。全国漁業
協同組合連合会(全漁連)も7月15日に東京都内で全国の漁連代表者による集会を予定し、
全魚種での全国一斉休漁も検討している。
イカ釣り漁ではA重油が使用されるが、08年6月の推計は1リットル104円で03年時の2.7倍。
しかし、市場の競りで決まるイカの価格には、燃油高騰のコスト高は反映されず、船を出すほど
コストがかかる。
イカ漁で知られる長崎県壱岐市の勝本港では約90隻が「燃油高騰により全国一斉休漁中」と
書かれた黄色いのぼりを掲げ、岸壁に停泊。勝本町漁協の大久保敏治組合長は「私たちにとって
燃油高騰は、生き死にに直結している。借金するか、あるいは廃業するか。もう限界だ」と全国の
イカ釣り漁業者の苦悩を訴えた。■以下省略
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