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親に錠剤押し売り 先生を厳重注意
春日井の小学校
愛知県春日井市の市立高森台小学校の50歳代の女性教諭が、担任児童の保護者に
執拗(しつよう)に勧誘し栄養補助食品を購入させていたことがわかった。保護者から
連絡を受けた同校は、校長が教諭に厳重注意したが市教委には報告していなかった。
同校によると、教諭は4月から担任している特別支援学級の児童宅を訪れ、
30歳代の母親の体調が優れないことを知って、栄養補助食品販売会社の
購入会員になるように勧め、同月下旬に錠剤5箱を計2万500円で販売、
購入会員の登録書にもサインさせた。
会員は販売すると代金の一部を得られる仕組みになっており、教諭は夕食時などに
数回訪れ、長時間居座ることもあった。同校は教諭に謝罪させ、商品の解約手続きを取り、
母親の会員登録も抹消させた。母親は「担任なので断り切れなかった」と話している。
教諭は「ほかにも勧誘した保護者はいるが、販売したのは1度だけ。もうけるつもりは
なかった」などと説明しているという。市教委は地方公務員兼業禁止規定に抵触する
恐れもあり、「処分するか検討したい」としている。
(2008年6月17日読売新聞)
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