08/06/17 20:36:36 0
・宮崎死刑囚からの手紙を掲載した雑誌「創」編集長、篠田博之氏コメント。
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10年以上も付き合いのあった相手なので、とにかく驚いた。こんなに早いとは思ってなかった。
宮崎死刑囚は、犯罪の外形的事実は認めていたが「実行したのはもう一人の自分」だと思って
いたようだ。罪と向き合っておらず、最後まで反省と贖罪の意思表明はなかった。
もしかすると、死刑の意味を十分に理解していなかった可能性がある。そういう意味で死刑執行は
残念。罪と向き合わせて反省させる必要があった。
死刑が確定した平成18年には「絞首刑は残虐だからやめてほしい。薬を使ってほしい」
との手紙をよこしてきたのには驚いた。死刑を意識して、少しずつ置かれた立場を理解して
いったのかもしれない。(一部略)
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・死刑判決後に宮崎死刑囚と面会した長谷川博一・東海学院大教授コメント。
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死刑確定から執行までが早かったというのが率直な感想。宮崎死刑囚とは平成18年の
最高裁判決後に8回にわたり面会したが、死刑判決について「何かの間違いだ」と淡々と
話していた。何が間違いかを具体的に尋ねると、「(裁判官に)残虐だと勘違いされた」と
答えた。この発言は恐らく、犯行を残虐だと認識していないとうこと。
罪の意識がないようにみえた。
裁判は終わって確定しても、宮崎死刑囚の犯行動機や犯行当時の精神状態が
分かっていない。事件が解明されたわけではなく、執行には違和感を覚える。裁判は
量刑判断とともに、犯行への経緯を明らかにする場とすべきではないか。そうでなければ
凶悪事件も減っていかないと思う。
この事件で「オタク」などの言葉がクローズアップされた。その後に起きた若者による
凶悪事件、秋葉原の通り魔事件などとの共通点は「リアルな人間関係を持てない人間の
犯行」ということができるだろう。そうした、空想への親和性が強く、対人関係が苦手な
若者の犯罪という意味では、その“はしり”だったといえるかもしれない。
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