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・関西最大規模の大阪府立中央図書館(東大阪市)の運営に対し、「休館日が多すぎる」との
指摘が上がっている。6月の休館日はほぼ半月にあたる計14日間。9日から19日までは
“11連休”に相当する。図書館側は「年に1度の蔵書整理期間にあたるため」と
説明するが、年間の開館日も全国平均以下。橋下徹知事の改革では「図書館以外の
施設はすべて見直し」と“聖域化”されたが「もう少し開館してほしい」との要望は根強いという。
府立中央図書館は毎週月曜が休館のほか、毎月第2木曜が図書整理のため休館。
さらに土日曜にかからない祝日も休館日で、月曜が祝日にあたる場合は月曜を休んだうえ、
さらに翌火曜も振替休日として休館している。
平成20年度の年間開館日は276日。都道府県立図書館の年間開館日数は18年度統計で
平均288日といい、全国平均を10日以上も下回っている。
一方で、開館日を増やすと光熱費などで1日60万円以上の経費負担が発生するという
試算もあり、簡単に増やせないという。
大阪府立中之島図書館(大阪市北区)は「ビジネス街という特性もある」として、日曜と祝日は
休館で年間開館日は270日、大阪市立中央図書館(大阪市西区)は基本的に金曜日が
休みで年間開館日は285日。いずれも全国平均を下回っている。
今月9~19日に行われている府立中央図書館の蔵書整理では、177万冊ある蔵書の
約半数を対象にバーコードを読み取ったり、番号順にそろえるなどの作業を行っている。
蔵書が番号順に並んでいないと図書検索に支障をきたすため、各地の図書館でも年に
10日程度、一般的に行われているという。
同図書館では、長期蔵書整理期間については昨年から4日間短縮、17年からは土日曜の
開館などを行い、年間開館日数の増加を図っているというが、担当者は「財政難から図書
購入費すら減少しており、さらに開館日を増やすことは難しい」。また、19年度予算ベースで
施設管理費や人件費などで、年間約11億7000万円の経費がかかっており、開館日数の
調整は財政との兼ね合いでもあるという。(一部略)
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