08/06/17 14:33:16 nuS2PzWX0
刑場は地下1階にある。刑場への出入り口となる廊下からのドアは、他の扉と
同じであり、死刑確定囚がそこに入っても、刑場とは理解できないのではない
かと思われる。その廊下から通じるドアを開けて中にはいると、観音像が設置
されたエリアがある。そのエリアからは、アコーディオンカーテンで区切られ
ており、その先に何があるのかは分からない。
アコーディオンカーテンを開けると、そこが刑場である。薄紫色のカーペット
が敷かれた刑場(8~10畳程度)には真ん中に110cm四方程度の四角い赤枠(落
とし板)があり更にその中に小さな枠がある。天井には縄を掛けるフックがあ
る。落とし板は油圧で開く仕組みになっており死刑囚は約4m下に落下して絞首
される仕組みになっている。
落下する部屋はコンクリート敷きの床である。ちょうど死刑囚が落ちてくる部
分は、四角形の穴がありネットで覆ってある。死刑囚の遺体などを洗浄したと
きの水を流すためだ。
刑場は隣の部屋からガラス越しにて検証できるようになっている。このガラス
越しの部屋は検察官や拘置所長らが死刑執行に立ち会う場所となる。この場所
からは刑場の全貌が見えるとともに、執行後地階に落下した死刑囚の執行後の
姿が確認できる。死刑執行を実行する刑務官の執行場所からは死刑囚の執行現
場は確認できない場所にあるのではないかと推察される。