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【法廷から】違法マッサージでアニメーターの夫を支えた女 (1/2ページ)
「お兄さん、マッサージいかがですか?」
片言の日本語で外国人風の女性からこんな風に声をかけられた男性は少なくないだろう。
収入が安定しないアニメーターの夫を支えるため、違法に風俗マッサージ店を経営していたとして、
風営法違反の罪に問われた中国籍の女性被告(40)の初公判を16日、東京地裁で傍聴した。
起訴状によると、被告は平成20年4月9日、営業禁止地域にある東京都新宿区のマンションの一室で、
女性従業員の性的サービスをさせた。罪状認否で被告は起訴事実を認めた。
検察側の冒頭陳述によると、被告は19年5月にマッサージ店の経営を始めた。
情状証人として被告の夫が証言台に立った。
弁護人「マッサージ店を開くのは知っていた?」 夫「はい」
弁護人「そのとき助言はした?」 夫「警察のお世話になるようなまねはしないでくれといった」
被告の夫はフリーのアニメーターだが、収入は安定していなかったという。
検察官「証人の年収を教えてください」 夫「月に60万、70万のときもあれば、5万、10万のときもあり、平均的でない」
検察官「被告が個室マッサージ店を開いた理由をどう聞いている?」 夫「僕の収入が低い金額で安定しているから不安があったのではないか」
被告人質問は中国語の通訳を通して行われた。 弁護人「初めから性的サービスはあった?」
被告「いいえ」 弁護人「あなたが性的サービスに気づいたのはいつ?」
被告「昨年の10月からだと思う」 弁護人「今まで客からの性的サービスの要求は拒否していた?」
被告「そうです」 弁護人「なぜ認めた?」 被告「最初は経営が赤字だったが、このサービスを始めて利益が上がった」
弁護人「(利益は)何に使っていた?」 被告「日常生活の支出に使った」
弁護人「上海に住む家族の借金に使っていますね」 被告「母に10万円送った」
弁護人「暴力団に上納したことはありますか?」 被告「ありません」
産経新聞 2008.6.17 11:43
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