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横須賀市安浦町二丁目の路傍に置かれてきた地蔵が、首が無くなり痛ましい姿に
なっている。不届き者による仕業とみられる。その穏やかな顔をあがめ、地蔵を
大切にしてきた近隣住民らは「なぜ、こんな罰当たりなことをするのか」と怒り、
悲しんでいる。横須賀署が、器物損壊事件として捜査を進めている。
地蔵が置かれているのは横須賀税務署から平成町方面に抜ける「聖徳寺坂」の
途中の京急線ガード下付近。周囲には住宅街が広がる。
近隣住民らによると、四十年ほど前から現在地にあったというが、いわれなどは
分かっていないという。石像で、顔があった当時は台座からの高さが一メートル
強あった。
近隣住民らが地蔵の首が無くなるなくなっているのに気付いたのは五月二十日ごろ。
これまでも度々、何者かにいたずらされ、胴体が割られる被害を受け、その都度、
住民らが接着剤で修復してきた。
近くに住み、掃除などをしながら地蔵を見守ってきた無職渡辺武夫さん(82)は
「とうとう首が無くなってしまった。近くに捨ててないか、探し回ったけど見つからなくて…」と
肩を落とす。
ほぼ毎朝、食べ物や花を供えてきた年配の女性は「穏やかな顔を見るとほっと
させられた」といい、痛ましい姿がふびんでならない様子。同市深田台の会社役員
臼井朗さん(72)も地蔵ファンの一人でその姿を写真に撮り続けてきた。
「今の世相を物語っている気がして悲しい。募金を呼び掛けるなどして何とか
修復できないか」と話している。
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