08/06/17 01:29:32 0
レギュラー店頭初の180円突破か 新日石7月卸価格「9円」引き上げも
石油元売り最大手の新日本石油は16日、原油価格の高騰と為替の円安で、原油調達コストが
前月と比べて1リットル当たり8・7円上昇したことを明らかにした。上昇分は7月出荷分の
ガソリンなど石油製品の卸価格に反映させる方針。出光興産やジャパンエナジーなどの
元売り大手も同7~8円の値上げを行う見込みだ。レギュラーガソリンの全国平均店頭価格は、
9日時点で1リットル=172・4円だが、卸価格の引き上げ分がそのまま店頭価格に
転嫁されれば、史上初の180円突破が現実となりそうだ。
新日石によると、先月26日~今月13日までの原油調達コストは、原油価格が前月比
1リットル6・9円、為替の円安で同1・8円上昇したという。同社は前月26日から
当月25日分の原油と為替に基づき翌月の卸価格を決めるが、現状の原油・為替水準が続けば、
9円弱を卸価格に反映させる。
一方、半月単位で卸価格を見直す出光興産も、7月前半出荷分の卸価格が1リットル当たり
7~8円値上がりするとの見通しを示すほか、ジャパンエナジーも大幅引き上げを考えている。
石油情報センターの調べでは、レギュラー価格の全国平均は9日に記録した172・4円が
昭和62年の調査開始以降の最高値となっている。ただ、同調査開始前の57年には、
総理府(現内閣府)調査の東京都区部平均で177円の記録がある。7月に180円を突破すれば、
名実ともに過去最高値の更新となる。
MSN産経ニュース(2008.6.17 01:20)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)