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トヨタ自動車グループの富士スピードウェイ(FSW、静岡県小山町)で昨秋開かれたF1日本グランプリ(GP)を
巡り、運営上のトラブルで苦痛を受けたなどとして、観客約100人が16日午後にFSWを相手取り、チケット代の
全額返還や慰謝料など総額約3200万円の損害賠償を求める集団訴訟を東京地裁に起こす。
有名なスポーツイベントを巡り、運営上の不備があったとして訴訟に発展するのは極めて異例だ。
原告団は昨年9月28~30日、FSWで開催されたF1日本GPの観戦に訪れた約100人。神奈川県在住の
40代の男性会社員が発起人となって被害者の会を設立した。
訴状によると、レース期間中のFSWへの交通手段は、指定の駅や駐車場と会場の間でFSWが運行する
シャトルバスに限定されていたが、レース決勝があった30日を中心に会場の周辺で大渋滞が発生した。
原告らは「雨の降る寒いなか、野外で長時間バスを待たされた」「十分な数のトイレや売店、救護室などの設備の
用意もなく、観客の誘導すら十分に行わなかった」などと主張。「劣悪な環境で精神的苦痛を受けた」として、
1人あたり20万円の慰謝料など総額約3200万円の損害賠償をFSWに請求する。
FSWは、F1に参戦したトヨタが00年に買収した。ホンダ系の鈴鹿サーキット(三重県)で開かれてきたF1日本GPを
奪還し、30年ぶりにFSWで開催された経緯がある。FSWは「提訴されれば、訴状を確認した上で弁護士と相談して
適切な対応をしたい」(広報担当者)としている。
ソース
asahi.com URLリンク(www.asahi.com)