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沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島沖の領海内で、
日本の巡視船と衝突した台湾の遊漁船が沈没した事故で、
台湾の海巡署（海上保安庁に相当）は１５日、
日本の巡視船「こしき」の堤信行船長を傷害容疑などで宜蘭地検に書類送検した。
台湾も尖閣諸島の領有権を主張しており、
台湾当局は、台湾領海の事故として処理する方針を明確にしたものだ。
一方、日本の対台湾窓口、交流協会台北事務所の伊藤康一総務部長は
同日、軽傷を負った遊漁船の何鴻義船長を訪ね、海上保安庁の遺憾の意を伝えた。
台湾では、日本への批判が強まっており、
欧鴻錬外交部長（外相）は１５日、許世楷・台北駐日経済文化代表処代表を召還した。
事故をめぐって、台湾の漁船側は「日本の巡視船が故意に衝突した」と主張しており、
伊藤部長は「故意ではない」と説明した。
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