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「右向けば右」ばかりのメディア プロならもっと個性出せ 作家の麻生千晶さんに聞く
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
辛口のテレビ批評で知られる作家の麻生千晶さんだが、叱咤と裏返しの激励コメントも多い。
メディアでは今、テレビや大新聞が地盤沈下、しかし、市民記者やブログに象徴されるネット媒体も
育っていないと言われる。あるべきメディアの姿はどのようなものか、麻生さんに辛口で提言してもらった。
■「おバカキャラ」は作られたもの
―麻生さんは今度「麻生千晶のメディア斬り」という本を出されました。まず、よく批評されるテレビのダメなところを教えて下さい。
麻生 テレビは、今でもメディアの王様ですが、ある局で「おバカキャラ」がはやったら、他局もすぐ同じ方向を向きます。
あまりにも「右向け右」なんです。マスコミ各社が事件に押しかけることをメディアスクラムと言いますが、
番組の作り方もスクラム状態です。テレビ局は、金がもうかりさえすればいい。でも、私はへそ曲がりの少数意見派なので、
こうした状態に、マユにツバつけて「ちょっとおかしいぞ」と思う方なんです。
―昔に比べて全般的に視聴率の低下が著しいので、余裕がないのですか。
麻生 そうです、そこで、制作費が安くて視聴率が取れるバラエティやクイズが増えまくるわけです。
「おバカキャラ」は、あれは作られたものですよ。本当は「おバカ」ではない。タレントのスザンヌさんは、
「クイズ!ヘキサゴンII」で売り出しましたが、クイズの答え方を見ていると、真性バカだとは到底思えません。
ゲラゲラ笑わせて、視聴率が取れればいい。「ヘキサゴン」は見所もありますから別として、もっと酷いタレントいじめの
ような下品な番組を、大学卒のエリートが作っていて、むなしくないんですかね。
(中略)
>>2以降に続く