08/06/14 12:32:51 6EVsVtWw0
☆5千円ビール―動機はともあれ大賛成
「ビール1缶5000円」。あなたが飲酒者だったら、それでもなお飲み続けるだろうか。それとも飲酒に踏ん切りをつける
絶好の機会にするだろうか。
たとえば1缶250円の缶ビールを、た酒税の値上げで5千円にする。そんな健康政策を推進する
超党派の議員連盟が発足した。
「1缶5千円」は、飲酒に別れを告げる人を増やすために、大いに歓迎である。
(中略>>2以降に)
しかし、これは消費量がいまと同じという前提だ。価格を上げれば、当然、買う人は減る。
消費量を減らすのがそもそもの目的だから、税収も大きく減ることを覚悟しておいた方がいい。税収が減ることを
嫌って、大幅な引き上げをためらうようなことがあってはならない。
「財政収入の安定的確保」を目的にしている酒税法は、根本から改めなければならない。
議連には、酒税に代わる安定的な財源の確保に知恵を絞ってもらいたい。国が巨額の債務残高を抱え、高齢化
で医療や介護の費用が増える中で、消費増税などで補う必要がある。
「5千円ビール」は、税制改革を本気で考える契機にもなる。
朝日新聞社説 2008年6月14日(土)付
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