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・大分市内の小学校で七日あった運動会の騎馬戦競技で、児童数が奇数だったため、
四人一組の騎馬に加われなかった児童一人が、終始競技に参加できず、
保護者が抗議、校長が謝罪していたことが十二日、分かった。
教育関係者は「学校側に初歩的な注意力が足りない」と指摘している。
学校によると、騎馬戦は四年生から六年生までが行う競技で、男女八十九人がいた。
騎馬を組む際、四年生の男子児童一人が取り残された形となった。
児童は、個人戦、団体戦ともに加わることができなかった。
運動会終了後、保護者が「配慮がなさすぎる」と涙ながらに抗議。
校長は「騎馬戦で児童がけがをしないかということに注意が集中し、指摘されるまで
気付かなかった。反省している」と話している。
校長によると、担当教諭は組み分けの際に、四人一組の騎馬にその児童を加え
「五人で力を合わせましょう」と言い、児童には、騎馬が倒れないようにする「支え役」を
するよう伝えたという。「本来なら個人戦と団体戦で支え役を交代し、競技に参加する
よう指導すべきだった。
運動会本番までに騎馬戦の練習は三回あったが、気付かなかった」と話している。
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