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名古屋市天白区の情報技術関連会社「ベータテック」の社員が、携帯電話の無線基地局の
管理業務を行うことができる国家資格「第1級陸上特殊無線技士」の社内講習に際し、
受験する別の社員に対し、事前に試験問題を漏らしていたことが13日、分かった。
指導した社員は同資格保有者で、筆記試験前の講習を担当していた。東海総合通信局が、
問題漏えいの経緯などを調べている。
同通信局は、試験問題の作成・管理を委託している日本無線協会(東京)に対し再発防止に
努めるよう指導するとともに、ベータテックに対し当面、同資格の保有者が受験指導を行う
ことを認めない方針。
同協会は、有資格者を多く抱える企業などに講習の実施などを任せていた。
第1級陸上特殊無線技士の試験の受験者は、有資格者から54時間の講習を受けた後、
筆記試験を受験し合否が決まる。
同通信局が管轄する愛知、岐阜、三重、静岡の県民が対象の試験は昨年度、計3回行われ581人が受験。
合格率は約25%で「狭き門」となっている。
中日新聞 2008年6月13日 夕刊
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
別記事 産経新聞 無線技士試験10年間漏洩、事前把握650人に
URLリンク(sankei.jp.msn.com)