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東京・秋葉原の無差別殺傷事件は、(静岡)県内の大手企業にも衝撃を与えている。派遣
社員を生産現場の「支え」としているケースが多いだけに、容疑者が「県内の工場で働いて
いた派遣社員」であり、労働環境に不満を募らせていたという点が重くのしかかる。「万一、
悲劇が繰り返されれば、企業イメージも傷つきかねない」と人事担当者ら。企業側は、派遣
社員の心のケアや派遣元との連携強化などに乗り出す方針だ。
「大きなショックを受けた。ひとごとではない」
生産現場の従業員約8000人のうち、15%(約1200人)を派遣社員が占めるスズキ(浜松市)
の担当者は、沈痛な面持ちだった。
湖西工場(湖西市)のように、一カ所で400人以上の派遣社員が活躍する現場もあるだけに
「派遣会社との連絡体制を密にして、問題を未然に防ぐための対応策を練りたい」と話す。
犯行の動機など、容疑者の心の闇の解明はまだで、具体的な対策を打ち出しにくい状況に
あるものの「二度と同じようなことを起こしてはならない。できる限り対応したい」と決意を語っ
た。ヤマハ発動機(磐田市)も同様に危機感を抱いていた。(以下略)
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
加藤容疑者の非道な犯罪の原因を、非正規労働者だったことに単純に帰すわけにはいかな
い。だが非正規で働く人たちの中に、孤立感にさいなまれる人が少なからずいる現実を軽視
できない。経済同友会の副代表幹事の一人は「企業に向けて様々な形で暴発が起きる恐れ
もある」と警戒する。経営者は、非正規の人たちに社会とのつながりや組織への帰属意識を
持たせるために、何らかの工夫をすべきだろう。
(抜粋引用:日経産業新聞 URLリンク(ss.nikkei.co.jp) 6/12付 24面記事<「労働者の孤独」暴発の矛先は…>より)